理事長挨拶
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日本顔面神経学会
理事長 羽藤 直人
日本顔面神経学会は1978年の発足から45年が経過いたしました。1本の脳神経の多彩な病態に魅せられ、多くの医療人がこの神経にまつわる様々な課題解決に、これまで取り組み続けて参りました。本学会を通じて、常識を覆すような新たな知見や情報が数多く発信されております。本学会で12年ぶりに編纂された「顔面神経麻痺診療ガイドライン2023」には、世界初の新たなエビデンスが詰まっております。これからも日本顔面神経学会は、世界に通じる顔面神経学の構築に全力で取り組んでまいります。
さて、日本顔面神経学会が今後更なる発展を遂げるには、「顔面神経麻痺関連疾患の正しい啓発」、「顔面神経麻痺相談医、リハビリテーション指導士の育成と診療レベルの向上」、「機関誌Facial Nerve Research Japanの改革」に取り組む必要があると考えております。顔面神経麻痺の診療は、難しさもありますが、患者さんに笑顔を取り戻すことができれば大きなやりがいが実感できます。学際的かつ多職種協働の本学会で、一人でも多くの医療人が顔面神経という1本の神経に魅力を感じ、専門家として育って頂ければ幸いです。